入門・哲学者シリーズ4
ハイデガー 存在の贈与:存在論
(以下続刊、順不同)デカルト 絶対確実なもの:コギト
ホッブズ 欲望と国家:リヴァイアサン
スピノザ すがすがしい従属:永遠の相のもとに
ヘーゲル 近代精神の完成:絶対精神
マルクス 人間の条件:唯物史観
フッサール 生きられた現実:現象学
ウィトゲンシュタイン 意味から自由であること:言語ゲーム
サルトル わたしである自由:実存主義
メルロ=ポンティ 世界の手触り:身体的実存
レヴィナス わたしはいつ脅かされるか:他者の顔
ラカン 自我の構造:構造主義的精神分析
デリダ 西洋哲学という不可能:脱構築
ドゥルーズ 現代社会の深層:生産する欲望
ボードリヤール 作られる欲望:シミュラークル
ネグリ&ハート グローバリゼーションとはなにか:帝国
グローバリズムはいかにして創られたか
著者 萩原伸次郎(横浜国立大学教授)
米国でグローバリズムが、なぜ、いかにしてつくられたか。その結果なにをもたらしたか。克服の道は何か。格差問題の根本を問う。
基幹脳がよみがえる
本田 学(国立精神・神経センター神経研究所)ほか著
人間には聞こえないが心身に重大な好影響を与え、近代文明が消していった超高周波音の脳計測で世界的に知られる著者グループの研究成果を中心に、基幹脳と文明環境を考える。
英文法の感覚
著者 大西泰斗(東洋女子短大教授)
暗記式の学校英文法を批判してきた英語界の鬼才が、イメージでとらえる英文法の見方を新たに展開する。目からウロコの大西英語学。
子どもの発達 20年の追跡調査
著者 菅原ますみ(お茶の水大学助教授)
キレる系や引きこもり系など、子どもの問題行動は、ほんとうのところ何が要因なのか。親の育て方、関わり方、家庭の雰囲気に問題があるのか。あるいは生まれつきのものか。0歳から20歳まで数百人の20年間にわたる追跡調査、縦断研究によって初めて明らかにされる。世界的にも注目される待望の調査結果。
日本文明講義
著者 川勝平太(国際日本文化研究センター教授)
西洋が力と覇権主義の文明であることに比較して、日本は美と徳治主義の文明であることを歴史のなかに見定め、21世紀に果たす日本文明の意義を考える。
遺伝子に〈できないこと〉
著者 レニー・モス(ノートルダム大学助教授)
今なお研究者の仲間うちでも通り相場である、遺伝におけるDNAの唯一絶対視をうちやぶる。